運送業界の賃金といえば「歩合給」を採用しているところがまだまだ多いように思われます。
多分に漏れずトキハマエキスプレスも売上をベースとした賃金システム『でした』。
しかし次の理由で2月から賃金システムを変更しました。
・以前から「歩合給」というものに違和感を覚えていた事
・コンプライアンスを遵守するために時間管理の徹底を図る必要がある事
現在は主に次の要素で賃金を算出するシステムとなっています。
・拘束時間、連続運転時間などの時間管理がきちんと管理できているかどうか
・いま出来ていないことがあるとしても、それを出来るようにしようとする姿勢があるかどうか
・安全運転、経済運転を心がけているかどうか
上記要素を規定に基づいて数値化し、それを反映できる仕組みとしています。
新システムを導入して以来、全体的に時間管理が更に徹底され、安全運転や経済運転の指標も向上しました。
下表は2~4月の平均値です。
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長距離便 | 中距離便 | |
稼働日数 | 19.53 | 17.17 |
実働時間 | 223:45 | 181:47 |
所定外労働時間 | 44:56 | 28:13 |
深夜労働時間 | 32:18 | 31:01 |
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長距離便でいえば
平均稼働日数約20日で所定外労働時間が40時間強
つまり、1日あたりの残業時間が2時間程という結果です。
これを「長い」とみるか「短い」と見るかは人それぞれですが、
個人的には最低でも10%は削減したいなぁと思っています。
そのためにも地道にコツコツと荷主さんに理解してもらえるよう強弱つけながら要請していくほかないです。